「人は色んなことを知らないまま死んでいく。そして、“知らないこと”のほとんどに英語が絡んでいるということを、世界を周るうちに悟ってしまった。」

そう語るのは、トライアスロン競技のコーチとして2004年アテネオリンピックにも参加し、現在はトライアスロン・ランニング・クロストレーニングコーチとして初心者から競技クラスに至るまでの指導を行っている青山剛氏。

スポーツを通して海外を飛び回っていた青山氏は、40代にして英会話への挑戦に乗り出した。コーチングのプロである青山氏は、vipabcのオンラインレッスンに何を期待したのか。そして、英語上達の先に目指すものとは。

青山剛プロフィール

パーソナルコーチングシステム・TeamAOYAMA代表 (社)日本トライアスロン連合・強化チーム・指導者養成委員 市民ランナーからプロアスリートに至るまで、幅広い層のコーチングを行うほか、セミナー登壇や、トレーニング指南本の執筆など、多岐にわたる活動を行っている。

「サバイバル英語」からの卒業を目指す

--「サバイバル英語」からの卒業を目指す

--vipabcで英会話への挑戦を始められた青山さんですが、そもそも英会話へのニーズが生まれたきっかけはなんだったのでしょうか?

青山:僕が英語の必要性を痛感した瞬間は、一人の女性アスリートをオリンピック代表にさせるために、世界中を転戦していた2004年のアテネオリンピック以前にさかのぼります。

世界大会を転戦中、大会会場アナウンスを聞き取れないため、なんとなくの雰囲気でしかその場で交わされている情報を理解できないという困難もありましたが、なによりも競技面において英語を知らないことはハンデになっていた。コーチとして、オリンピックという舞台でもっと選手を輝かせるためには、海外のコーチから情報を積極的に聞き出せる語学力がないといけないと痛切に思ったんですね。

--英語力の欠如による情報格差が、競技のパフォーマンスにも影響していたと。競技以外の場面では、現地でのコミュニケーションはどのように行っていたのですか?

青山:それまでもずっと視察や遠征で海外を飛び回っていましたが、基本的に英語からは逃げていたんだと思います。英語が殆ど話せないので、飛行機の搭乗手続きからホテルに辿りつくまでの手順に至るまでありとあらゆるコミュニケーションに苦労を感じていながらも、どうにかこうにかパッションだけで乗り切ることができた…というか、「乗り切れてしまっていた」んです。

マラソンでいえば、正しい走り方をしていないのに、どうにかこうにかフィニッシュラインに到達できていたという状況です。島国に閉じこもって活動するなら、サバイバルのための英語だけでも事足りるかもしれませんが、世界でメダル級の活躍をするにはやっぱり英語を伸ばさなくてはいけない。そういう課題感がずっとありました。

そこで、2017年になってvipabcとの出会いを機にいよいよ本格挑戦となるわけですね。

--そこで、2017年になってvipabcとの出会いを機にいよいよ本格挑戦となるわけですね。

青山:はい。アテネオリンピック後、コーチとしての仕事を再び軌道に乗せるまでに要したのもあって、本腰を入れて挑戦をスタートさせるまでには時間がかかってしまいました。vipabcとの出会いは、僕にとってはラストチャンスとでもいうべきタイミングでした。「この船に乗り遅れたら、自分は一生英語を勉強しないかもしれない」ぐらいの気持ちでレッスンをスタートしましたね。

納得のいくゴールを掲げ、続けることの重要性

体験レッスンを受講してみて、vipabcに期待したポイントは?

--体験レッスンを受講してみて、vipabcに期待したポイントは?

青山:担当コーディネーターさんの説明がわかりやすかったのは大きなポイントです。今の自分のレベルから、目指すべきゴールを短期・中期・長期と細かく分けて設定するとともに、非常に納得のいく学習計画を提示してくれる。vipabcならば、トレーニングにはつきものの「自分はいったいどこに向かって走ってるんだろう?」というような不安がないのでは、と思えました。

自分が市民ランナーにマラソンを教える際にも「オリンピックにあなたを連れて行くことはできないが、フルマラソンを4時間で走りきるまでなら2年半あれば可能です。正しい手順と方法をお教えしますよ」と説明しますが、vipabcの教育メソッドはそれと似ていると思います。私が外交官や通訳レベルの英語力を目指すわけではないので、自分が目指す範囲内でのベストに向けてしっかりサポートを組んでくれるのが嬉しいです。

--具体的にはどのレベルにまで到達することを目標としていますか?

青山:まずは毎年の海外視察や遠征の際に、英語での道案内等をスムーズにこなせるレベルに到達したいと思っています。その上で、これまで「なんとなく」で生き延びていた英語コミュニケーションを、より正確にしていく。

最終目標は、現在開催しているランニングセミナー、ストレッチセミナーなどを英語でできるようにすることです。それも、丸暗記したセリフを話すだけでなく、その場で感じたことをしっかりと言葉にできるようにすること。その目標を伝えたところ、担当のコーディネーターさんから2年という期間を提示されました。

この期間の提示のされ方も、自分にとっては非常に納得のいくものでした。トレーニングで大切なのは継続性。コーチの役割は、続けさせるように仕向けること。さらには時間をかけた分の成果をその人にとっての資産として留められるようにすることも大切です。「1年かけてマラソンを4時間で完走できるようになったけど、その後ずっと脚を痛めたまま」では意味がないですからね。

40代の今、もう一度「教わること」に立ち返る

40代の今、もう一度「教わること」に立ち返る

--青山さんは普段、vipabcのレッスンをどのように受講していますか?

青山:実際のレッスンでは、まだまだわからない内容も多いのですが、「習うより慣れろ」だとコーディネーターさんにも言われているので、今はとにかく毎日予約を入れています。

--新しいスキルの習得への意欲はどこから湧いてくるのでしょうか?

青山:自分は今、英語の他にも合氣道を習ったり、大学院に通うことを目指していたりします。というのも、「教えること」は上手だけど、「教わること」は疎かにしていたな…と気づいたんですね。40代になって、ここまで弱みであった「教わる」ということをもう一度大切にしたいと思うようになったんです。

今英語をしっかり学べば、世界を周っている自分が日本人のために伝えられることも広がるはず。2020年には、日本人の多くが語学の必要性について痛感すると思う。その人たちにとっては、東京オリンピックが“ハッピーエンド”ならぬ“ハッピースタート”を切る瞬間になる。その時までに、自分がvipabcで英語をしっかりマスターして、先例を示せたらいいなと思いますね。

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